めるの備忘録

ゲーム、映画、本の感想を書きます。

百合オタクが脳を破壊しながら百合ラノベを読んでみた『琴崎さんがみてる』

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はじめに

 最初に弁明しておくが、私はヘテロ(ノマカプ)もBLも百合も美味しく食べられる雑食タイプのオタクで、その中でもとりわけ百合が好みというだけだ。

 だから今回怒っているのもただ単に男女カプが気に入らないからというわけではなく、原作要素をあそこまで捻じ曲げて男女の話をする必要があったのかという疑問が理由なのは理解してほしい。

 

元百合漫画

 事の始まりは二ヶ月ほど前、とあるライトノベルが百合界隈に衝撃を与えた。

 『琴崎さんがみてる-俺の隣で百合カップルを観察する限界お嬢様-』、電撃文庫から刊行されたライトノベルだが、実はこれはオリジナル作品ではなく漫画のノベライズとなっている。原作はYouTube上で公開されている漫画で、お嬢様学校を舞台に主人公の琴崎さんが様々な百合カップルを観察するという内容になっている。

 しかし、小説化の際に一部の設定が変更された。まず、主人公が琴崎さんではなくオリジナルキャラになった。名前は新堂瑛人、琴崎さんと同じ学校に通う男子生徒……お嬢様学校なのに? と思うかもしれないがそこも改変されている。舞台となる私立猫丘学園は主人公くんが入学する年から共学となっている。

 そして元主人公の琴崎さんは新主人公と共に百合を観察するヒロインとなってしまった。更に百合カップルの尊さに興奮した琴崎さんが主人公くんにハグしたり頬を摺り寄せたりしてくるという設定も追加された結果……百合をダシにいちゃつく男女カプが生まれてしまったわけである。

 一応擁護するなら元々原作では琴崎さんに相手がいたわけではなく、所謂百合の間に挟まる男という構図にはなっていない。しかし、物語の主軸はあくまで琴崎さんが観察している百合カップルにあり、そこに琴崎さんの相手として男キャラを投入し二人の関係の物語を描くのは正直ノイズでしかない。

 更に擁護すると、YouTubeに公開されていた漫画は本作の前日譚、小説版は漫画版の一年後が舞台であり、元々こうする予定だったと原作者が反響を受けてのインタビューで語っている。どちらにしろ炎上してただろうね。

 

まさかのWヒロイン

 実は本作はヒロインは琴崎さんだけではない。

 表紙には描かれていないが、もう一人のヒロイン(?)である獅子内マナがかなり厄介なキャラで、主人公に対してかなり肉欲的なアピールをしてくる。恐らくは主人公が琴崎さんへの誠実な気持ちを抱いていることを描くための舞台装置だと思うのだが、これも結局はノイズになってしまっている。

 マナは作中ではビッチギャルと主人公に評されていて、その名の通り主人公に対して直接的な単語を出しながら関係を迫ってくる。なんで百合漫画をノベライズするとなってこいつを混ぜようとしたのか疑問でしかない。

 いや、別にビッチが出てくる百合は嫌いじゃないんですよ。男を食い散らかしてる女性が興味本位で女の子としてみたら……というシチュエーションは割と好き。それに相手側にも少し闇があったりすれば更に好み。

 しかしマナはビッチと言われている割には主人公に執着し続けている。何か理由があるのかなと思ったがそれが作中で明かされることはない。彼女の背景について掘り下げられることは一切なく、本当にただの舞台装置でしかない。

 

百合カップル自体は尊い

 肝心の百合要素はどうかというと、ここだけを抜き出せば私の中での評価はかなり高い。

 プロローグとエピローグを抜くと本編は四章構成となっていて、当然四組の百合カップルが登場する。

 

犬猿の仲である二人が徐々に親密になっていく百合。

陽キャ×陰キャの百合。

・お嬢様とメイドの主従関係の百合。

・幼馴染が重い感情をぶつけてくる共依存の百合。

 

 傍から見たら色々と終わってる共依存関係大好き。王道だからこその尊さがある主従百合ほんと好き。何故か絡んでくる陽キャとそれに対して重い感情を抱く陰キャの組み合わせ最高! 仲の悪い二人が少しずつお互いのことを知っていくのもめちゃくちゃ好き。

 個人的に好きな要素がこれでもかと入っていて、女の子同士の会話はニコニコしながら読んでいた。

 しかし、やはりその様子を観察している琴崎さんと主人公の会話パートにかなり比重が傾いて中途半端な印象を受けるのも事実だ。

 一応琴崎さん視点による観察パートがあり、序盤はほとんど百合に文章が割かれているのだが、後半に行くにつれてこちらも主人公についての描写が多くなる。そのせいでやはり男主人公がノイズになってしまっている。

 

 

最後に

 個人的な評価としては、百合作品として見ると男女カプが邪魔。男女ラブコメとして見ると百合カプが邪魔……というなんとも悲しいことになっている。

 正直素直に漫画版の内容をやればよかったんじゃないかなと思わざるを得ない。

 百合自体はすごく尊いだけに残念で仕方がない。

 

 それともう一つ……

 

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 電撃文庫さん、もしかして百合オタクの脳をぶっ壊そうとしてます?

 

おしまい

ジアフターのPC版国内配信も待ってます『FF4ピクセルリマスター』

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 昔から思ってるけどなんでセシルとか月じゃなくて、カインがロゴなんだろう。未使用イラストもあったし、最初はもっと活躍する予定だったのかな。

 

はじめに

 初めてプレイしたFFはⅫのDS外伝。一番好きなナンバリングタイトルはⅩの大塚愛ファンです。

素敵だね

 

 FFは○から〜みたいな懐古厨も多いが私は結構どの作品にも思い出があり、『パルスのファルスのルシがコクーンでパージ』で有名なⅩⅢも大好きだ。ⅩⅢ-2は少し苦手だがLRは本当に好き。スクエニは早くⅩⅢトリロジーパックを出してくれ。

 

 そして、7月末からⅠ,Ⅱ,Ⅲの配信が始まったFFのドット時代の作品を改めて作り直すピクセルリマスターのⅣが9月9日に発売された。

 しかし、私は1つ勘違いをしていた。Ⅰ,Ⅱ,Ⅲが同時に発売されたこともあり、私はⅣ,Ⅴ,Ⅵも同じ日に3本発売されるものだと思っていた。

 私はSFCソフトだとⅤとⅥが好きで、その2つはピクセルリマスター版を購入しようと考えていた。だが、9日に発売されたのはⅣのみ、ⅤとⅥは発売日すら発表されていない。

 

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 なので折角だからⅣも買ってプレイしたよ。

 ピクセルリマスターはスマホとSteamで配信されているが、今回私はSteamで購入した。

 Steam版は早期購入で割引があるので実際オススメ。

 別の作品もついでに買ってしまうのはSteamあるあるだよね。

 ちなみに『ツユチル・レター』は先日DLsiteでの取り扱いも始まり、今だとそっちで買う方が安いよ。……なんでだ。

 

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どうしようもないノスタルジー

 私はⅣに最初に触れたのはDS版で、当然その時の記憶の方が強い。

 しかし、ピクセルリマスターは基本的にはFC版、もしくはSFC版をベースにしていて、移植版で追加されたようなコンテンツは収録されていない。ここは少し残念なポイントかもしれない。

 

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 ただこの画面見て「懐かしい!」ってはしゃいじゃうのはもう仕方ないことだと思う。

 勿論当時のバグは取り除かれていて、有名なのだとデジョンで闇のクリスタルを入手したり、パーティから離脱すると再加入後クリティカルが発生しなくなるようなバグは起きない。

 当然これはプレイヤーに有利なものも同じで、四天王再戦時にリフレク反射を利用してスカルミリョーネのまま撃破するスキップ技も修正されてしまっている。

 

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 リフレク反射にはカウンターが発動しないのは仕様じゃなかったんですか⁉

 まあ良くも悪くも当時の雰囲気で新たに作り直され、新鮮な気持ちと懐かしい気持ちを同時に味わいながらプレイすることができる。

 

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※(いらない)

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※モップ

 豊富なサブキャラクターたちもFFⅣの魅力の1つだ。控えシステムがないため、その分パーティの入れ替えが激しいのだが、本作では離脱による装備の没収がないので安心して強い装備を着せることができる。

 ただ、DS版では何とも思っていなかったのだが、パロムポロムにヤンやシドたちが死亡詐欺をしている中、本当に死んでいるテラが可哀想で笑ってしまった。

 

難易度は多分低め

 大体DS版のせいだが、ⅢとⅣは難易度が高めというイメージを持っている。しかしピクセルリマスターではある程度調整されているのか、(勿論攻略方法を知っているのもあるが)特に詰まることなくラスボスのゼロムスまで進むことができた。

 

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 最終レベルは全員70程度、Steam版の実績でメインキャラ全員をレベル70にするというものがあったため、開発側もそれくらいのレベルで撃破するのを想定しているのだろう。

 

 追加コンテンツは収録されていないので、これ以上やることはないのだが、敢えて言うならSteam版だと実績全解除のやりこみが残っている。

 ただ私は隠し召喚獣の全取得(雑魚モンスターから低確率でドロップ、一部は遭遇すら稀)の実績を見て諦めてしまったのでここでおしまいとします。

 

良かった点

・グラはとてもいい。SFC版の動画を見て比較したがかなり進化している。

・ソフトに収録されているサントラとイラスト集がめちゃくちゃ満足度が高くてこれだけでソフトの値段分の価値がある。特にイラスト集は当時天野喜孝氏が描いたコンセプトアートを何十点も閲覧することができる。(ここにカインの未使用イラストも載っている)

 

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気になった点

・やはり移植版での追加要素が収録されていないのは残念。ゲームをしたいだけならDS版もスマホで配信されているわけだし。

・モンスター図鑑があるのはいいけど表示ガバガバなのはやめてほしい。

 

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最後に

 皆さんご存知だとは思うが、FFⅣは続編が出ている。

 タイトルは『FINALFANTASY Ⅳ The After 月の帰還』なのだが、実は私はこれをプレイしたことがない。

 そのためこの機会にプレイしてみようかと考えたのだが……この作品のSteam版は国内では販売されていないのだ。所謂おま国

 スマホ版もあるが、遊びやすいPCでプレイしたいのが本音。

 需要もあると思うしSteam版の国内配信待ってます。

 

 タイトル見て思ったけど本編ラストでどっか行った月が続編で帰ってくるの中々に台なしで草

 

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※ざ、えんどってね

 

おしまい

サービス開始初日にサ終発表『姫雀鬼』

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間違い探しクイズだよ!

 ちなみに本当はウーピン(丸が五つの牌)であがりました。そもそもなんで赤ドラ2枚あるんだよ。

 

 始まりがあれば終わりもある。ソシャゲがサービス開始をしたのなら、いつかサービス終了の日がやってくる。

 ただ最近のソシャゲはかなり短命のものが多く、1年超えれば万々歳といった雰囲気である。

 この『姫雀鬼』もそんな短い命を散らそうとしているゲームなのだが、サービス終了の発表日が巷で話題となっている。

 

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 リリース日が1月になっているがこれは嘘、サービス開始をしたのは2021年9月6日である。

 そしてサービス終了を発表したのが2021年9月6日。サーバークローズしてサービス終了するのが9月30日だ。

🤔

 ……つまり、サービス開始と同時にサービス終了の発表をしたわけである。

 その理由は単純明快……麻雀をまともにできないからだ。その他にも色々ありそうだけど。

 

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 世の中にはまともに麻雀ができないゲームがもう1つあるが、それと同レベルで麻雀の形を成していないのだ。

 知らない人は「ジャンライン」もしくは「亜空カン」で検索してみてほしい。あの「パーフェクトクローザー」と大賞争いをした作品と言えば、そのすごさがわかるだろう。

 

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ここで間違い探しクイズ第2問!

どこがおかしいかわかるかな?

 

 

 ……ちなみにこの後フリーズして強制退場どころか永遠にこの卓に閉じ込められました。奇跡的に人間とマッチングしたんだけどね。

 

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 CPU戦もあるんだ、と思うかもしれないが……これ、段位戦です……。

 一応人間とマッチングすることもあるのだが、基本的にはボットとしかマッチングしない。この原因はまあ過疎というかこんなゲームやってる物好きが大量にいてたまるかって話

 ボット相手だから無双できるかというとそういうわけでもない。上でも書いているがこのゲームにはフリーズバグがある。その原因が恐らくボットなのだ。

 ボットが無限にどの牌を捨てるか考え続け、制限時間を過ぎてもそれが終わらないため、永遠に卓に閉じ込められることになるわけである。

 

 牌が増えていたりロンの画面がおかしかったりフリーズバグが起きたりと色々とお粗末なことはわかってもらえたと思うが(動画で捨て牌を全部抱えたままになってるバグを見かけて爆笑した)、他はどうなのかというと

 

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 これがホーム画面。上中央に表示されている数字は左側が銅貨、右側が課金アイテムである金貨だ。

 現在銅貨500万1千枚、金貨10万枚を所持しているが、これは私がえげつない課金をしたからではない。サービス終了のお詫びとして、全ユーザーに銅貨500万枚と金貨10万枚が配られているのだ。

 そして右下に抽選と書かれているが、これは当然ガチャ。金貨を使って回すことができるのだが……

 

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 金貨980枚で10連を回すことができる。そして現在の所持数は10万枚……10連をおよそ100回も回すことができる。

 ガチャで手に入るのは書かれている通り雀士、プレゼント、契約(後述)アイテム。

 ここら辺はパクリというよりかは中華ゲームにはありがちな仕組みと言えるかもしれない。私が最近ちょくちょくやっている『ポーカーチェイス』というゲームもこんな感じのガチャだし。

 

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 10連×100も回していれば大抵のキャラは手に入る。みんなも始めて推しを引き当てような。

 そしてプレゼントからもわかると思うが、キャラにアイテムを渡すことで好感度を稼ぐことができる。キャラによって好きな種類が異なるのだが、ガチャを回していれば大量に溜まっているのでそこまで関係はない。

 

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 右にボイスとあるがクリックしても何もない。恐らく麻雀中のボイスを実装しようとした名残なのだろう。

 キャラをクリックすることでボイスを聞くことはできるが、それ以外のシステムボイスはどのキャラを設定していようと同じ声だ。

 しかもシステムボイスは恐ろしいほど棒読みで、ログイン時の「マタカエッテキタノ?」やリーチやロンのボイスが絶妙にイラっとするのが魅力だ。

 

 そして契約アイテムについてだが、好感度をマックスにしたキャラに対応したアイテムを一定数あげることで愛の契りというものを交わすことができる。

 必要数はキャラの好みに対応したアイテム10個が2種類とキャラ専用の石が5個となっている。入手手段はガチャと日替わりのショップで10連×100でも流石に集まりきらず、やりたいならショップでお祈り更新連打が必須となる。

 

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 契約をすると、動画画像解放……つまりはキャラのアニメーションでの立ち絵が見ることができる。特にスキンが変わったりはしない。……労力に見合っているかどうかは人の価値観によるが、少なくとも私は苦笑いをしてしまった。

 

 雀魂のUIや効果音を大量に流用している本作だが(爆弾発言)、これをやるくらいなら普通に雀魂をやった方がいいと思います。

 大手ニュースサイトで見かけて始めてみたのだが、流石にこれを人に勧める気にはならない。

 世の中には笑えるクソゲーと笑えないクソゲーがあるがこれはその中間(バグ自体は笑えるけどそれ以外の色々な面が笑えない)。ただ、もしかしたら身内で酒を飲みながらプレイすると意外と盛り上がるかもしれない。……保証はしないけど。

 

おしまい

特殊すぎる音声作品でASMRを初体験した話

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 音声作品の良さがいまいちわからないオタクでした(初手火種投下)。

 雑誌の付録にドラマCDが付いてると扱いに困ったり、CDのラストにドラマパートがあるとそこだけ聞かないようにしたりするくらいには苦手だった。

 その理由はどうしても手持ち無沙汰になってしまうからだ。映像があれば集中することができるのだが、耳だけだと目が暇になりつい作業をしながら聞いて結果内容をまったく覚えていないなんてこともざらにあった。

 

 ただ、TwitterのフォロワーにASMRのオタクが複数人いていつか買ってみたいとは思っていたのだが、8月末にとある作品が発表されたのをきっかけに、ついにASMRを初体験した。

 それがこの作品だ。

 

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 現在私が一番推している百合漫画で、百合姫にて連載中の「きたない君がいちばんかわいい」のボイスドラマが発表され、原作ファンの私はすぐに購入を決意した。一応もう一つ買いたいと思っていたものもあったのだが、これのおかげで一気に熱が高まりどちらも購入した。

 当然作品内には「きたない君がいちばんかわいい」の原作漫画を忠実に再現した音声、正確には2巻までのシチュエーションが収録されているのだが……

 

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・嘔吐ボイス

 

・首絞めからの飲尿

 

・赤ちゃんプレイ

 

・昆虫食

 

とりあえずいれた感のある書き下ろし耳かきボイス

 

 ……と豪華ラインナップとなっている。

 これでR15だからすごいと思う。

 

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 原作でも破壊力やばかった赤ちゃんプレイ回にボイスが付いたらやばいに決まってるじゃん。死人が出るレベルだよ。

 

 基本的な内容はひなこ(左の銀髪の子)が愛吏(右の黒髪の子)によって、傍から見ればいじめとも思われるような辱めを受けるのだが、ひなこはひなこで愛吏に依存している所謂共依存系の作品だ。

 ボイスドラマではひなこ視点で進行するため間近でプレイの音声を楽しむことができる。

 耳元で囁かれたり、嘔吐したり、乳を吸ったり、昆虫を咀嚼したり……ASMR初体験だったからすごく新鮮な気分だったけど初体験でこれ聴くのはどうなんだろうって気がしなくもない。

 私の使っているイヤホンは家電量販店で買った2000円程度のもの+スマホにイヤホンジャックがないからその変換ケーブルなのだが、音声作品のオタクが高いイヤホンを使っている理由がかなり理解できた。

 安物でも十分満足したのだが、良いもので聞けばもっと没入感があるのかなと考えるとそろそろ新調するべきなもかもしれない。Type-C対応でいい感じのイヤホン募集。

 

 ただボイスドラマだから音声だけで全て表現しないといけない以上仕方ないことではあるのだが、原作ではぼかされていた単語がハッキリと言っていて解釈違いとまではいかないが少しだけ引っ掛かってしまった。3巻以降のひなこなら言いそうだけど1,2巻の頃はまだまともな子だったから違和感を抱いてしまったのかもしれない。こんなプレイする子がまともなわけないって言われたらそれはそう。

 

 

 ちなみにこれは危うく厄介オタクになりかけた場面。

 原作以上に気軽に勧められない作品であることは確かなのだが、特殊なシチュエーションが大丈夫な人は是非買って聴いてほしい。

 勿論原作もオススメで現在4巻まで発売している。病んでいる愛吏とめちゃくちゃヤバイやつになったひなこが可愛いのでこっちも是非読んでみてほしい。

 

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 というわけで今晩は二人のプレイを聴きながら寝たいと思います。

 お気持ちブログ、若干あれな作品をわざと選んでるんじゃないかと自分でも思い始めていたので完全に趣味の話をしたかった。主にチートスとゾンビと100ワニのせい。

 

おしまい

広告が話題のゾンビ漫画を読んでみた

『抱かせろ』

 

『っ…‼』

 

『男の人っていつもそうですね…!

 私たちの事なんだと思ってるんですか⁉』

 

 ……というセリフの漫画の広告を見たことがある人も多いと思う。

 今ネット上でコラ画像が量産されているシーンだが、これは『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』という作品の一幕である。

 

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 所謂クソ広告に分類される類だが、そのせいもあって実際に読んだことのある人は少ないだろう。

 作品の内容を知らずにネタにするのが嫌いな私(決して逆張りやクソ漫画趣味ではない)は読んでもいない人たちによってコラ画像が大量に作られていく現状が正直嫌で、とりあえず自分で読んでみることにした。

 2021年9月13日現在コミックシーモアにて6話まで公開されていて、2話までは無料で読むことができるので、全話買うと大体400円程度になる。単行本1冊いかないくらいなので是非気になった人は読んでみてほしい。2話までが面白さのピークだけど。

 

 ちなみに調べて知ったのだが、この作品は元々なろうに投稿されていたものが書籍化され、そのコミカライズ版今話題になっているので、原作の方もチェックしてみてほしい。(当然R18)

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主人公が引くほどカス

 主人公の武村雄介はある日外出中に奇妙な男(ゾンビ)に噛まれ、三日ほど寝込んでいた。その間に世界はウイルスの感染によって崩壊していた。しかし、何故か雄介だけは噛まれてもゾンビになることはなく、外を安全に闊歩することができた。そしてスーパーに弟たちと立てこもっていた藤野深月と出会い、例の広告シーンに繋がるわけだ。

 雄介はゾンビ作品にありがちな抗体を持ったキャラであり、それを利用してなろう系主人公と化すのだが、まぁかなり性格に難のある人物だ。

 ゾンビ化していた隣人の女性を実験と称してオ〇ホ扱いしたり、食糧の対価として深月を犯したりとやりたい放題だ。というより、行動がゾンビ映画に出てくる悪役のそれである。

 基本的に行動理念は自分にとって得があるかどうかで、深月を支配するために敢えて彼女たちが籠城しているスーパーの食品売り場を解放しなかったりと最低の男だ。

 当然感情移入することなんてまったくできず、読んでいる間は終始真顔だった。

 

チョロイン

 今のところメインヒロインでもある深月だが、正直かなりちょろい。一応一度雄介によって命を救われているのだが、それで彼の蛮行を許すのはどうかと思う。

 それと深月には幼馴染の男性がいて、彼に好意を寄せているような描写もある。NTRやんけ!

 

良かった点

・ほぼ毎回行為をするシーンが入るので需要はありそう。

・深月が本編を読んでみると思ったより可愛い。

 

気になった点

・何故抗体を持ってるかの説明は特にない(まあ他のゾンビ作品もそうでしょって言われたらそれまでか)

・なんで当たり前のように大型車を運転できてるの?(雄介は元サラリーマン)

ライフラインがバリバリ生きてるの草(なんか普通に電気も水も通っているし雄介はPCやスマホも使っている)

 

最後に

 最新話の6話のラストでは新ヒロインっぽい子が助けを求める場面で終わっているのだが、正直まったく興味が湧かない。多分雄介がなんとかしてその対価として身体を求めるんだろうなぁって容易に想像できる。

 1話100円で読むことができるし2話までは無料で読めるので広告で気になった人は是非。……私はもういいかな。

 

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 じゃあこれから原作小説の方を買って読みますね……

 

おしまい

真1から逃げるな『真流行り神3』

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 夏と言えばホラーです(断定)。

 なので実は楽しみにしていた流行り神シリーズの最新作である『真流行り神3』の感想を語っていきたいと思う。

 本当はもっと早くクリアする予定だったが、『新すばらしきこのせかい』と発売日が数日違いだったため(タイトルも若干被っている)かなり時間がかかってしまった。

 

 念のため言っておくとスクショも貼ってるので苦手な人は注意。

 

システムも一新したせいで失敗した真1

 タイトルでわかるかもしれないが『真流行り神3』は流行り神シリーズの3作目というわけではない。『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』(以下無印)が3まで出て完結し、そんなシリーズの世界観を引き継いだのが『真流行り神』(以下真1)だ。

 キャラクターは一新されたが物語の魅力は変わらず……ということにはならず、シリーズ4作目である『真流行り神』は賛否両論の出来となってしまった。その大きな原因の一つとして、科学ルート/オカルトルートへの分岐システムが廃止されたことだと個人的には考えている。

 事件をあくまで人が何らかのトリックで起こしたという科学的な視点で捜査するか、それとも幽霊や超能力といったオカルトの存在を容認した上で捜査をするというルート分岐は無印シリーズの醍醐味であり、大きな魅力の一つだった。しかし、何故か真1ではそれが廃止されてしまった。

 代わりに真1では1つの事件を複数のシナリオで解き明かし、シナリオごとに犯人等の設定が違うという仕様になっている。それどころか真1では虫やゾンビといった都市伝説とは離れたシナリオが多く、そういった意味でも無印シリーズファンの期待とは違った作品だった。

 その反省を生かしたのか、真2では無印シリーズのルート分岐システムが復活している。当然、真3でも採用されている。

 

作品を彩る怪異たち

 本作には都市伝説にまつわる怪異が多数登場する。

 

 わずかな隙間に入り込みこちらを見る『隙間女』

 元ネタでは見てくるだけらしいが、本作では普通に襲いかかってくる。

 

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 定番ホラーの『悪魔の人形』

 勿論アレンジもされていて本作では被害者の遺体の写真にだけ写る人形の幽霊の話だ。ただ何故か科学ルートでは普通に実体化したりする。

 

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 食事中にプレイしてはいけない『人間シチュー』

 本来なら追い炊き機能が改善された現代では起こりえない事件だが、怪異のせいで起きたという風にアレンジしている。

 

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 今色々と話題の『両面宿儺』

 と言ってもCVが諏訪部順一のあのキャラクターではなく、大昔に実在したとされる両面宿儺、そして都市伝説で語られている両面宿儺がテーマとなっている。

 

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 その他にもインターネットで大人気な『八尺様』(おねショタの便利な素材ではない)

 このシナリオのメインは『悪魔のメルヘンカルタ』がテーマだが、登場する怪異は悪皿にババサレと有名な妖怪たちだ。

 

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※原作(?)の八尺様は普通に怖い話なのでオススメ

 ……といった豪華な面子だ。

 その他にもシナリオの途中で怪談紹介パートがあり、ホラーへの造詣を深めることができる。

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 だが、どんなに豪華な怪異たちでも肝心なシナリオが怖くなければ意味がない。本作のシナリオで一番怖いのは……圧倒的に1話の『隙間女』だ。

 私はホラーにおける自宅は終盤まで安全地帯でいてほしいという考えなのだが、『隙間女』はそんな私の身勝手な感情もお構いなしに初手主人公の自宅へ凸してくる。その上名作ホラーの『呪怨』を彷彿とさせるシーンのせいでその恐怖は本作の中ではトップレベルだ。

 ただところどころシュールなシーンがあるのは……まあホラーにはありがちなことだ。

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 なら他はどうなのかと言うと、2話の『悪魔の人形』は怖くないわけではないのだが、やはり絵面的な弱さがありそこまで恐怖はしなかった。

 3話の『人間シチュー』は怖いというよりかは気分が悪くなるものだった。

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※注意書きまでされるレベル

 そして4話はかなり陰謀論に浸かった内容で恐怖はまったくない。……というより怪異がなんかシュールで少し笑ってしまった。

 

真1から逃げるな

 4つのシナリオをクリアした後に解放される最終話は『死者からのメッセージ』だ。その内容はネタバレになるので言わないが、真1の内容を前提としたシナリオになっている。

 過去作キャラが登場し、その人物と主人公の関係性はある程度語られるのだが、何故彼らと主人公が別れることになったのかという説明やその原因となった事件についてはほとんど語られない。

 そのため真1のメインシナリオである『ブラインドマン編』をクリアしていないと、最終話のシナリオは100%楽しむことはできない。

 

 更に言うと、開発側は真4を出す気が満々な様子で、その続編の重要なキャラとして真1のキャラクターや無印シリーズのキャラクターが登場している。

 そのため、今からシリーズを追う場合は過去作にも触れておくのを強くお勧めしたい。

 ちなみに私がボロクソに言ってる真1だが、メインシナリオに限って言えばそこまで悪いわけではないので別に不安視する必要はない。

 

最後に

 実はシリーズで一番好きなシステムがこのデータベースだ。

 シナリオ内で出てくる様々な単語の説明を読むことができるのだが、力が入っていてこれを読むだけでもかなり時間が溶ける。

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 集めるためには当然シナリオの全ての選択肢を試さないといけないので、そちらにも時間がかかる。ただどうせEDやCGの回収のついでに集まるので、興味を持ったら是非読んで見てほしい。

 

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おしまい

想像以上に進化した続編『新すばらしきこのせかい』

はじめに

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 2021年7月27日、オリンピックで世間がいろんな意味で盛り上がっている中、私は別のことで盛り上がっていた。

 子供の頃にプレイしてその世界観やストーリーにドハマりしたゲーム『すばらしきこのせかい』の続編である、『新すばらしきこのせかい』が発売されたからだ。

 前作が発売されたのは2007年7月27日。2014年に発売されたスマホ版の『Solo Remix』と2018年に発売されたSwitch版の『Final Remix』、そして4月に放送されたアニメ版を除けば丁度14年ぶりの新作である。

 新作ということで当然ハードルは上りまくり、それと同時に不安も募っていた。その理由の7割はSwitch版の追加シナリオなのだが。

 またシークレットレポート回収が前提のストーリーなのではないか。3Dになってバトルの魅力がなくなってしまうのではないか。新キャラたちは前作のキャラと比べて魅力的なのか。と思いながらプレイを始めたのだが、前作に負けず劣らずな良作だったため、その魅力をできるだけネタバレを挟まずに紹介する。

 

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全力で今を楽しめ。

 

令和らしい思春期像

 本作の主人公、リンドウは前作主人公であるネクと比べてかなりトゲは少ない(初期のネクが鋭すぎただけ)。

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 しかし、だからといってキャラが弱いわけではなく、リンドウは実際の友人よりもネットで知り合った顔も知らない人物やTwitterで薄っぺらいポエムを垂れ流している有名人の方を信用するといった、今時の子供らしい拗らせ方をしている。

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 そんなリンドウの友人であるフレットも、誰とでも打ち解けられるノリのいい陽キャなのだが、真面目になることをかっこ悪いと考え真剣になれないという今時な思春期の少年だ。

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 そして見た目から一番やばいやつだと勘違いされがちなのがナギことナギセン。こんな見てくれだがチームの中でも一番精神的に大人で、他人の心情を理解し寄り添うことのできる聖人だ。

 

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 ……最初仲間面してるの見た時ほんと驚いたよね。

 南師猩、私の推しです。

 

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 頭が良さそうに見えるバカみたいな台詞は相変わらずだ。

 前作では敵キャラだったゼタ様だが、今作ではリンドウたちを導く頼れるお兄さん……なんてことにはならず、当然彼にもとある目的が存在している。

 

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※ファッションは前作と同じような仕組み。センスを上げて女装させよう。

 最初の1週間のメンバーはこの4人だが(前作プレイヤーは理解してると思うが死神のゲームが7日で終わるはずがない)、最終的にメンバーは6人、前作の3倍という大所帯になる。

 前作では2人1組で行うはずだったゲームが変化したのにも理由があり、それには新宿死神たちが関わってくるのだが、こいつらもかなりの曲者ぞろいで見ていて飽きない。

 

忙しい操作は相変わらず

 14年前の前作DS版をプレイしたことのある人の中でDSの下画面を破壊した経験のある人は1人や2人ではないはずだ。それほどまでに下画面を酷使するのだが、操作はそれだけではない。

 DS版の戦闘は上画面と下画面に分かれていて、下画面ではタッチペンでネクを操作し、上画面ではパートナーをボタンで操作するといったかなり忙しい作りになっている。

 本作では3Dになったことや画面が1つだけということもあり、戦闘は単純になるかと思いきやそうはならない。

 何をしているかわからないと思うので説明するが、本作は参加者全員がバッジを全て使いこなすことができるという設定で、編成画面ではキャラ1人につき1つバッジを装備することになる。

 バッジにはそれぞれボタンが設定されていて、X,Y,R,ZR,L,ZLの6種類が割り振られている。一応後々スキルを解放して同時に編成できるようにもなるのだが、基本的にはボタン1つにつきバッジ1つしか装備できない。

 そして動画では4人だがメンバーは最終的に6人になるため、基本的には全部のボタンにバッジが装備された状態になる。しかもバッジはただボタンを押せばいいわけではなく、連打するものだったり長押しするものだったりと同じボタンに装備するバッジでもかなり種類が分かれている。

 ……つまり、6つのボタンを戦闘中状況に応じて使い分けその都度適切な入力をしなければならないのだが、これが慣れるまではかなり難しい。リチャージ中なのに必死にボタンを連打していることもざらにあった。

 しかし、慣れるとその爽快感は前作と変わらず、チェインによるバッジ集めもかなり気持ちよかった。

 ただ慣れるまでは必死にボタンをガチャガチャすることにはなる。……多分そのうちボタンが沈んだまま戻って来なくなりそう。

 勿論豚ノイズもしっかりある。逃げるな。

 

最後に

 肝心のストーリーなのだが、驚くことにシークレットレポートを回収しなくてもほとんど理解できるようになっている。それとは別にシークレットレポートで舞台裏を読むことができるけどね。クリア後はしっかり集めよう。

 ただやはり終盤の展開は前作をやっていないと盛り上がりづらい部分もあるというのも否めないので、Final Remixを買ってプレイしよう!

 あと体験版も配信されているので気になった人は是非ダウンロードしてほしい。

 

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おしまい