めるの備忘録

ゲーム、映画、本の感想を書きます。

東京都すぐ滅びる『真・女神転生Ⅴ』

はじめに

 皆さんはつい先日発売されたあの人気シリーズの最新作をプレイしましたか? モンスターを捕まえて戦わせるあのゲームです。

 魅力的なモンスターがたくさんいて、どの子と旅をするか困っちゃいますよね。ちなみに私が最初に捕まえたのはこの子です!

 

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 本作では外道や幽鬼の悪魔とも会話が可能で、仲魔集めが割と楽になっている。

 2021年、月姫リメイクとメガテンⅤが出るって去年の夏頃の私に言っても信じてもらえなさそう。というかどちらも発売前日まで本当に出るのか疑っていた。イナイレは何年に出るんだろうね……?

 とりあえずDLCはまだ未購入だが、全ルートクリアと悪魔全書埋めは完了したので、感想を少しだけネタバレを挟みつつ語っていきたいと思う。

 

あらすじ

 なんやかんやあって東京が滅びる。

 

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 親の顔より見た展開にニコニコしちゃうね。

 Ⅴ発売直前に流れた「時を越え、僕らはまた東京に出会う」というキャッチコピーのCMがあるのだが、何度も東京を滅ぼしてきた加害者が言っていい台詞じゃなさすぎて笑ってしまった。

 

『真・女神転生V』30秒TVCM - YouTube

 

 だが、正確には本作では東京は「滅びた」のではなく「滅びていた」という言い方が正しい。

 実は主人公たちが元々住んでいた東京は神によって作られた偽物の東京で、本物の東京は18年前に起きた出来事がきっかけとなり、悪魔たちの住む魔界『ダアト』となっていた。

 18年前……つまり2003年なのだが、この年に『真・女神転生Ⅲ』が発売された。これは偶然……ではなく、ⅤはⅢと繋がっているかもしれないと匂わせる要素がいくつも存在している。

 これは私の妄想なのだが、ⅤはⅢのマニアクス版での追加エンドの世界線の話なのではないかと考えている。まあマニアクス版は2005年発売なんだけどね!

 

悪魔合体はすごく楽に

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 オタクくんの大半は攻略中にアリスを作ってそう。実際中盤はめちゃくちゃ活躍する。

 このように、女神転生といえば悪魔同士を合体させて別の悪魔を生み出す悪魔合体が大きな魅力の一つだが、本作ではその合体がかなり楽になっている。

 

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 逆引き合体では手持ちの悪魔から作ることのできる悪魔が表示され、わざわざ一体ずつ仲魔を選んで確認するという作業を省くことができる。

 さらに逆引き全書合体では、全書に登録されている悪魔を使って作ることのできる悪魔も表示されるため、ここを見ているだけでかなり時間が溶ける。

 

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 ただ、序盤はかなり金欠で全書を気軽に使うことはあまりできない。

 終盤もとあるルートである悪魔を仲魔にしようとするととんでもない量のマッカを要求されるため、どうしても全書を使う余裕がなくなってしまう。

 2周目以降はマッカにもかなり余裕が出てくるため、全書埋めを本格的に行うのは2周目以降をオススメする。2周目から頑張ろうって仲魔そんなに増やさないままクリアすると余計に1周走る羽目になるけど(実体験)。

 

サブクエストで時間が更に溶ける

 本作では各地にメインクエストの他にサブクエストが存在していて、それがかなり楽しい。

 Ⅴはメインクエストだけだとストーリーがかなりわかりにくいのだが、サブクエストをすることでなんとなく見えてくる部分もある。なのでメインクエストだけ進めて終わらせるのはかなりもったいない。

 

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※サブクエストでの一幕。
Ⅲでもジャアクフロストは帝王になろうとして人修羅に阻まれている

 大抵はここに悪魔がいるから倒してきてというもので、クリアが条件となって合体が解禁される悪魔や仲魔になるのも多数存在している。

 そのため、全書埋めにはサブクエストのクリアが必須となるのだが、特定のルートでしか出ないクエストやルートで解禁される悪魔が変わる場合があるので1周目でクリアしたからといって2周目以降スルーしていると後で痛い目にあうので注意してほしい。

 

ルート分岐自体はめちゃくちゃ終盤

 当然、過去シリーズ同様本作にもルート分岐が存在している。

 本作の重要なキーワードは「創世」、これもⅢとの繋がりを匂わせる要素の1つだ。

 

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 登場人物たちがどんな世界を目指しているのかという主張を聞き続け、最終的に主人公が誰の意見と同調するかでエンディングが決定するのだが、どれもハッピーエンドとは言えない。

 エンディングは3つとその1つから更に分岐する真エンドの計4つ。真エンドが特に主人公が報われなさすぎて見ていて悲しくなる。

 

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 ちなみにルート分岐はラスダン手前なのでセーブデータを分ければエンディングを見るだけならかなり手軽にできる。選択肢は分岐にそこまで影響しないため(とあるスキル入手のためにはかなり影響してくる)、全書埋めを考えていないなら全エンドを見るのは容易だ。

 多分全エンド回収だけなら30時間程度でクリアできるはず。

 

マガツヒで会心ゲー

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 戦闘はⅢ以降お馴染みのプレスターンバトル、敵の弱点を点いて行動を増やしていくシステムだ。

 それに加えて本作独自の要素としてマガツヒゲージというものがあり、このゲージを溜めることで特殊な技を使うことができる

 

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 技は仲魔の種族によって異なり、特定のスキルを手に入れることで主人公も仲魔の技を使えるようになるのだが、個人的には初期から使える『会心』がめちゃくちゃ強い。

 技の効果は攻撃が魔法も含めてすべてクリティカルになるというもの。相手の弱点に関係なくダメージを増やして更に行動も増やせたり(無効や吸収は流石にダメだけど)、弱点の属性技のダメージを増やすことができて敵の体力を一気に削ることができる。

 

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 ただ、これは敵も使ってくる。効果はこちらと同じ確定クリティカルだ。

 敵からのダメージが増えて行動も倍になるため一気にゲームオーバーなんてこともざらにある。私はほぼチュートリアルのようなスライムとの戦闘で全滅した。

 

地図見るには慣れが必要

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 本作ではハードの性能を生かして、かなり広いマップが縦や横に入り組んでいる。

 ただ、どこを見ても崩れたビルばかりで正直すぐ迷ってしまう。

 そんな時のための地図なのだが……

 

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 こんなの初見でわかるわけないだろ!!

 地図にピンク色のモヤをかける障害物や、一見繋がっているように見える場所が実際は繋がっていなかったりと、慣れないうちはかなり見づらい。

 1周目は迷いながら目的地へと向かうことになるため、ほぼ強制的にマップの隅から隅まで歩くことになる。そのおかげ(?)か2周目以降は割とスムーズに進むことができる。でもイシュタルと魔王城は許さないからな。

 

最後に

 今ならSwitchでもプレイできるため、可能ならⅢをクリアしてからⅤをプレイしてほしい。そうすればラスボスの考えも理解できる……かもしれない。

 ただ、逆にⅤをクリアしてからⅢをプレイするのもありかもしれない。ⅢはⅢで色々と攻めた要素が多くてオススメ。

 攻略に使った悪魔が別作品でボスとして登場すると結構興奮するよね。

 

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獣の眼光

 

マカカジャ

 

マカカジャ

 

マカカジャ

 

獣の眼光

 

マカカジャ

 

メギドラオン

 

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死の安らぎは等しく訪れよう

人に非ずとも 悪魔に非ずとも

大いなる意志の導きにて

 

おしまい

 

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