めるの備忘録

ゲーム、映画、本の感想を書きます。

13人の探偵VSキルスコア3桁『探偵撲滅』前編

※体験版範囲の1章のトリックを含めたネタバレが含まれています。

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はじめに

 私は日本一ソフトウェアの信者だ。『じんるいのみなさまへ』を神ゲー扱いしてるし。

 そのため27日に発売される本作も楽しみにしていたのだが、13日に1章を丸々遊ぶことができる体験版が配信された。

 なのでプレイした感想をネタバレありで語っていきたいと思う。

 書くのをサボっていたら発売日を過ぎてしまっていた。ちなみに二日かけてクリアしました。

 最初にも書いたがトリックのネタバレも含んでいるので是非興味を持った人は体験版をダウンロードしてほしい。

 

 

キルスコア3桁の殺人鬼

 配信サイトに突如現れた殺人鬼『八つ裂き公』、その最初の事件から半年で犠牲者は100人以上にもなってしまった。3桁殺しはやばすぎる。

 警察は有力な手掛かりを見つけることができず、事件解決のために優秀な探偵たちで構成された組織『探偵同盟』が動くことになる。

 主人公の北条和都はとある理由で『探偵同盟』に所属することになるのだが、ほぼ誘拐のような形で訪れた島で事件に巻き込まれることになってしまう……。

 

 

無能探偵

 これは決して探偵を貶しているのではなく、れっきとした主人公のもう一つの名前である。

 探偵は職業上他者からの恨みを買いやすい。そのため同盟に所属している探偵は『○○探偵』といったもう一つの名前、『探偵ネーム』を持つことで自身の個人情報を隠しているのだ。

 北条にも探偵ネームが与えられるのだが、彼が解決した事件は0、これといった特技もないため『無能探偵』という不名誉な称号になってしまう。

 他の探偵たちは『理想探偵』、『科学探偵』、『武装探偵』といった立派な探偵ネームを持っている。要はダンガンロンパの『超高校級の○○』だと思ってもらえれば。

 

 

第一の事件

 被害者は無能探偵を島に誘拐した『老師探偵』。その遺体は無惨にも四肢が切断されていた。

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 そして現場となった屋敷に最初に入ったのは無能探偵、結果的に彼が疑われることになってしまう。

 無能以外の探偵たちは遺体を発見する数十分前に老師の声を電話で聞いている。更に彼らが調査していた研究棟と屋敷の間は一本道、屋敷へ向かう時も誰ともすれ違ってはいない。つまり無能以外に犯行可能な人間が存在しないということになってしまう。

 絶対絶命の無能を庇ったのが序列2位にして探偵同盟の実質的なリーダーである『理想探偵』。彼女は声帯模写を根拠に、老師が電話よりも前に殺害されていた可能性を提示する。

 声帯模写なんてそんな簡単にできるのか? と思ってしまうのだが、実際に理想は老師の声真似をしたのでそういう世界観と納得するしかない。

 

 

パズル要素の強い捜査パート

 疑いが晴れたのだが、依然として誰がどうやって老師を殺害したのかは不明。

 当然探偵たちは捜査を始めるのだが、無能はこれといった能力は有していない。そこで理想に手引きされながら、探偵全員の司令塔として動くことになる。

 それがこのゲームのメインである捜査パートなのだが、めちゃくちゃ楽しい。

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 画面はディスガイアファイアーエムブレムといったシミュレーションのようなものになっていて、怪しい箇所にキャラを動かし適切な行動を指示することで証拠を集めていく。

 だが当然指示に従わない探偵もいる。そこでプレイヤーはその探偵の行動予測を見て、他の探偵を使ってその手助けをするか、ターンを消費せずに先に指定した探偵だけを行動させる先行調査を使ってもっと効率のいい探偵で先に調査を進めるかを適宜考えなくてはならない。

 そういったパズル的な要素が新鮮で、夢中でプレイしていた。

 ただ細かいことを言ってしまうと、この章では問題ないのだが2章からは犯人も捜査にかなり協力的で一人でも嬉々として証拠集めをしているのが少しシュールだったり、罠に突っ込む介入不可の探偵にイライラしてしまうので、もし続編や同じシステムのゲームを出す予定があるならそういったところは修正してほしい。

 

 

手間のかかることを……

 捜査パートを終え、次は解決パートだ。

 テキストを読みながら適宜正しい選択肢を選んでトリックを解き明かしていくのだが、流石にここに目新しい要素はなかった。

 そして老師探偵を殺害した犯人は……1章では判明しない。

 1章で解き明かすのは殺害方法と無能探偵には犯行が不可能ということだけだ。

 そして肝心のトリックなのだが、かなり大仕掛けなもので笑ってしまった。

 現場の地下室の真上にあるエントランスの床には小さな穴があり、そこへワイヤーを通し地下室にいる老師を拘束していた。そしてエントランス側のワイヤーはシャンデリアに括りつけ、無能が屋敷へ入った時に作動したシャンデリア落下の罠の衝撃で、老師を縛るワイヤーが勢いよく引き上げられ、それによって老師の身体が切断されてしまった。

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※これはまだ不完全な図

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※滑車のような仕掛け。

 恐ろしく手間のかかるトリックだが、これが真実なのだから仕方がない。

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※収集品やランク要素もある。

 

 

二人目の犠牲者

 殺害方法はわかったが犯人はわからない。だが犯人はまだ島で探偵たちと一緒に閉じ込められている。

 今後のことを話し合っていると、突如研究棟前のヘリポートに光源が出現する。救助だと考えヘリポートへ向かった探偵たちの前に現れたのは謎の球体型ロボット。そういうのありな世界観なんだ……。

 そしてロボットから探偵たちを逃がすために理想探偵は囮になり、結果ロボットから飛び出ててきた刃物によって命を散らしてしまう。ここで体験版1章は終わりだ。

 

 正直に言うと理想探偵の退場は最初から予想がついていた。

 彼女は優秀すぎてほとんどの探偵たちの上位互換となっている。それではゲームのコンセプトである探偵たちで協力して謎を解くことの邪魔になってしまう。なので早々に退場してその意思を主人公が引き継ぐといった展開は容易に想像できた。

 

 しかしロボットに殺されるとは微塵も想像していなかった。

 だが、ここから更にとんでもない存在が現れるとは、まだこの時の私は知らなかった……。

 

 

つづく