めるの備忘録

ゲーム、映画、本の感想を書きます。

エヴァンゲリオン履修RTA:Q 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序、破、Q』

 明日シンを見に行く都合上急ピッチで書いてるのでいつも以上に内容薄いです。

 

はじめに

 旧シリーズを全て観終え、次は新シリーズである新劇場版だ。

 『Air/まごころを、君に』で続編を作れないような終わり方をしてしまったのだが、2007年にリメイクという形で『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が公開された。

 そして2009年には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、2012年には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が公開された。それから8年と数ヵ月、完結作である『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』が先日公開されたのだが、正直リアルタイムで観た人はどんな気持ちでこの瞬間を迎えたのだろうか。こいついつもリアルタイムの感想を気にしてるな。

 良くも悪くも『Q』はインパクトが強く、私はすぐにシンで続きを観ることができるから問題ないのだが、リアルタイムで観た人はあの内容と終わり方から8年も待たされたと思うと、少し可哀想だと感じてしまった。ただ、それはそれで私には感じることのできない感情を抱いていたのだと思うと、少し羨ましくも思える。

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※今まで放置してたクーポンを使ってYouTubeでレンタルした。

 

 

大体リメイク『序』

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』はTVシリーズの1話からヤシマ作戦までを描いた映画だ。

 大まかな流れ自体はTVシリーズと同じなのだが、大きな違いとして序盤から第2の使徒リリス(しかもTVシリーズではアダムだと誤認させていたのだが、映画では最初からリリスとして認識されている)や渚カヲルが登場している。

 この時点で純粋なリメイクではないのだが、独自展開を強めていく『破』や完全オリジナルの『Q』と比べたら、まだ総集編の部類に入るだろう。こういうこと言いすぎると全国のエヴァ好きおじさんたちがトウジになって殴ってきそう。

 

 

ゼルエル戦ほんと好き『破』

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』ではアスカの来日からゼルエル戦までが描かれているのだが、私はTVシリーズでも新劇場版でもゼルエル(TVでは第14使徒、映画では第10の使徒)との戦いが一番好きだ。

 最強の使徒を相手に仲間が次々とやられていく中、シンジ君が覚悟を決めて再び初号機に搭乗、そして初号機の暴走という流れにめちゃくちゃ興奮した。ただその後もまたシンジ君がヘラるのは流石としか言いようがない。まあ仕方ないけど。

 映画では零号機ごとゼルエルに捕食された綾波を助けるために初号機が覚醒、ミサトからの後押しもあってシンジ君は神に近い存在(?)になってしまった初号機で綾波を救い出す。

 しかし、その代償として進化した初号機によるサードインパクトが始まってしまう……かと思われたが、月から飛来したカヲル君の乗るMark.6によって阻止される。ここで『破』の物語は終了し、当然続きがどうなるのか気になったのだが……待っていたのはみんなが手のひらを返してシンジ君を責め続ける『Q』だった。……どうしてこうなった。

 

 

誰か説明してよ!『Q』

 マジで問題作の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』なのだが、本当に説明不足としか言いようがない。

 『破』から14年経ってようやく目覚めたシンジ君は周りから危険人物として扱われ、「もうエヴァには乗るな」と何度も警告される。後押ししてくれたミサトですらシンジ君に冷たい態度をとる。

 何がどうなっているかわからないシンジ君だったが、私も彼と同じ気持ちになってしまった。トウジの妹であるサクラがめちゃくちゃタイプということしかわからない。

 ニアサードインパクト(『破』のラスト)がきっかけでサードインパクトが起きてしまい、その結果世界が大変なことになってしまったと中盤に語られるのだが、肝心のサードインパクトが描かれていないせいで何も理解できないというのが本音だ。

 『破』のエンディング後に流れた予告編ではサードインパクトに関係していると思われる映像が流れたのだが、『Q』本編では1秒たりとも予告の映像は使われていない。なので視聴者は予告の映像だけで何が起きたのかを考えるしかない。

 そしてよくわからないうちにシンジ君が壊れたラジコンになってフォースインパクトが起こりそうになるのだが、カヲル君の自己犠牲やアスカたちの奮闘によって阻止される。その後また心を閉ざしてしまったシンジ君をアスカが介護しながら、14年間で変わってしまった世界を歩くシーンで『Q』は終了する。それから8年も待たされると思うと気が狂いそうになる。本当にシリーズを一気見してその直後にシンを見に行けるのは幸運だと再認識した。

 

 

最後に

 明日『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を見に行って、私の中でのエヴァ履修RTAは完走となる。

 1週間弱でストーリーを頭に詰め込んだが、今でも人気である理由を理解しつつも始まった時から追いかけていた古参ファンは本当に大変だっただろうなと感じてしまった。

 まだ未定だが『シン』を観終わったらゲーム作品の方にも手を出すか考えている。『新世紀エヴァンゲリオン2』とかをやってみたい。あと『名探偵エヴァンゲリオン』。

 

つづく