推しが連続でガチャに来て搾り取られた話『プロジェクトセカイ』part1
推しのSSRが実装されてほしいけど実装されてほしくない
気軽に課金をできないオタクは一度くらい思ったことがあるだろう。
推しキャラの最高レアは欲しい。しかし当てるためにはガチャを回さなくてはならない。もし手持ちの石で当たらなかったら……。
私はそれをつい最近強く願ったが、その願いはあっさりと打ち砕かれる。
『プロジェクトセカイ』で前回実施されたイベント、『Period of NOCTURNE』にて私の最推しキャラである「白石杏」の2枚目の☆4が実装された。
勿論私は彼女を引き当てるためにガチャを回し続けた。しかし、結局当たらずにイベントは終了した。
このゲームは現状過去イベの☆4が当たってもそこまで利点がないため、私はイベントが終わると自分でもあっさりだと感じるほど素直に諦めることができた。
そして同時にこう思っていた。
(次のイベントでは志歩が来ませんように……!)
スケジュール的に考えると次回開催イベントはニーゴ2周目(正式なユニット名は『25時、ナイトコードで。』最近ありがちな楽曲名かアーティスト名か区別つかないやつだ)、しかし時期的にバレンタインでユニット混合イベをやってもおかしくはない。
混合イベで私の次点の推しで初めて☆4を当てて愛着のあるキャラの「日野森志歩」、彼女の2枚目☆4が実装されれば現在の無惨な手持ち石では当てることができないだろう。
だからこそ願ったのだ。推しの☆4を実装しないでくれと。
イベント終了翌日、次回イベントのタイトルと対象キャラが発表された。
イベント名は『響くトワイライトパレード』、レオニとワンダショの混合イベントだ。そしてメインキャラは……志歩。つまり彼女の☆4実装が確定したことになる。私はその日咽び泣いた。
今回のイベントも石はガチャに使うからランキング上位は無理だなと覚悟を決め、私はイベント開催を待った。
ちなみにイベントとイベントの間の何もない期間は僅か1日。こっちも色々予定あるし、もう少し期間空けてくれてもいいんだよ?
ストーリー
今回に限った話でもないが、前提として恒常のユニットストーリーや過去に開催したイベントの続きとして話が描かれている。
志歩をベースの新メンバーに誘う少女、イオリは言った。
『遊びのバンドと、プロは違う』
『だから、本気で音楽をやる覚悟を決めた子達じゃないと、この先は進めない』
プロとアマチュアの意識の違い、当然プロになれば練習も更に過酷なものになる。だからこそ、イオリの考えも正しいのだろう。
当然志歩は『Leo/need』で活動し続けると誘いを断るのだが、イオリの言葉で迷いが生まれてしまう。
イオリはそれでも勧誘を諦めず、自身のライブのチケットを志歩に渡した。
そんなある日、咲希の誘いでレオニメンバーたちで遊園地に行くことになる。そして咲希の兄である司が所属している『ワンダーランズ×ショウタイム』のメンバーたちとアトラクションを楽しむのだがそこは割愛。
その後ワンダショがステージで披露するショーを通して、自身の今後について迷いが膨らんでいくというのが今回のシナリオだ。
志歩の疑問に、寧々はワンダショとやるのが好きだからと答える。
勿論その気持ちは志歩だって同じだ。レオニとする演奏が好き。だからこそ、メンバーたちとの考え方の違いがはっきりと見えてしまう。
志歩はプロを目指しているが、他のメンバーたちも同じ気持ちというわけではない。
ならこのまま付き合わせるより、他の道を進んだ方がいいのではないか。その答えは出ないまま、イベントのストーリーは終了してしまう。
ソシャゲにありがちな続きは別のイベント、もしくはガチャで当ててからといった終わり方だが、好意的に解釈するなら、レオニ3周目のイベントでここら辺に焦点が当たると考えるとかなり楽しみだ(一歌も今後のことで悩むシーンがあったので、恐らく彼女メインのイベントになるだろう)。
そしてイベント中に実装されたレオニがカバーした楽曲が『タイムマシン』、ずっと一緒にいた人との別れを歌う少し悲しげな曲だ。それがなんとも今後の展開に不安を抱いてしまう。
ガチャ
まあごちゃごちゃ言い続けても推しは手に入らない。推しを当てるためにはガチャを回すしかないのだ。ガチャは悪い文明。
とは言ったものの、前回のイベントで石はほぼすべて使い切ってしまった。課金もできず、なけなしの石で回すしかない。
ストーリーも気になるし、絶対に当てる気持ちで石を溶かした。
……イラストは可愛いので嬉しいです。
おしまい