めるの備忘録

ゲーム、映画、本の感想を書きます。

エヴァンゲリオン履修RTA:破 『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』

はじめに

 前回『新世紀エヴァンゲリオンTVシリーズ』を観て次は旧劇場版である『Air/まごころを、君に』を観る予定だったのだが、調べてみると『DEATH(TRUE)²』という作品があった。

 まずはそちらから観たのだが、予想通り総集編に近いものであった。ただキャラごとに焦点を当てた造りで時系列もめちゃくちゃになっていて、想像以上に難解な構成になっていた。

 それだけだとクソ映画感もあるのだが、決してそういうわけではなく、ゲンドウがアダムを移植しているシーンやセカンドインパクト時のシーンがあり考察勢向けなのかなという印象を抱いた。

 ただやはりメインは総集編なのでここでは割愛する。

 そしてその次に観たのが旧シリーズの完結編である『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』、EOE(The End of Evangelionの略称らしい)とも呼ばれている作品だ。

 

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※ここの初号機カッコいいと思ってたら本編だとゲンドウ食べてるシーンで笑った。

 

本当に最低だよシンジ君

 本編はシンジ君がカヲル君を殺害した直後の時系列で、そして恐らくエヴァを見たことのない人も知っている例のシーンから始まる。

 シンジ君がほぼ廃人状態のアスカをおかずに自慰行為をするシーンだ。

 本当に最低な行いなのだが、それよりも起きて自分をなじってほしいと懇願するシンジ君の台詞が見ていて辛くなった。

 

 

人類補完計画について

 そしてTVシリーズと同じように心が折れてしまったシンジ君を使って人類補完計画が発動する。そのきっかけとなった弐号機の鳥葬が趣味悪すぎてなんだか笑ってしまった。

 TVシリーズでは説明不足で何がなんだかわからなかった補完計画の内容だが、本作ではそれなりに説明されている。

 ゼーレが計画していたものは、 人類を群体から単体生物に強制進化させるもの。そしてゲンドウはそれを利用して初号機と融合してしまった妻との再会を計画していた。……と読み取ったのだが合っているだろうか? 一応Wikipediaを覗いたらそれっぽいことが書いてあったので的外れな考察というわけではなさそうだが、まだにわかなのであまり自信はない。

 

 

リツマヤ、そういうのもあるのか

 人類補完計画が発動し、超巨大化した綾波レイが出現して人々はLCLに還元されて身体が液状化してしまう(意味がわからないと思うが本当にこういう展開である)。それは名有りキャラたちも例外ではなく、オペレーターの三人も悲痛な最期を遂げてしまった。

 その際、それぞれの想い人の幻影を見る。青葉シゲル(CV子安武人)だけは例外だけど。

 そして伊吹マヤの見た幻影が、リツコである。たしかにマヤはリツコに憧れている描写があったのだが、幻影に抱きしめられて喜んでいたり、幻影がノートパソコンに入力したメッセージが「I need you」なあたり、憧れの域を超えているとしか思えない。百合厨歓喜

 

 

気持ち悪い

 ラストはLCLの海の上でシンジ君とアスカ二人だけが生き残るビターエンドだ。

 シンジ君は補完計画が発動していた最中も自分を拒絶する言葉を語りかけていたアスカの首を絞めるのだが、その最中にアスカがシンジ君の頬を撫で、シンジ君は彼女の言葉の真意に気づく。

 そして首を絞めるのをやめ、アスカが「気持ち悪い」と呟いて本編が終了する。

 前回も思ったのだがこれを当時見た人はどう思ったのだろう。私にはその年代の知り合いがいないので割と気になっている。

 アスカがツンデレヒロインであることに気づいて首絞めをやめたと考えたのだが、これで合っているのだろうか。どちらにしても自分を拒絶する人間の首を躊躇なく絞めて殺そうとするシンジ君が怖い。

 

 

最後に

 やはり面白いけど不思議な作品という印象は変わらない。一応旧シリーズ自体はこれで完結なのだが、知り合いに旧シリーズも絶対に観た方がシンを楽しむことができるというアドバイスを信じて良かったという結果を願っている。

 次回は一度見たのだが作業のついでだったのであまり記憶に残っていない新劇場版の序、破、Qを観ようと思っている。良くも悪くもQのインパクトが強いので、その作品の感想がメインになりそうである。

 

つづく

エヴァンゲリオン履修RTA:序 『新世紀エヴァンゲリオンTVシリーズ』

はじめに

 私はこの年になるまで特にエヴァという作品と接点を持つことなく生きてきた。

 TVシリーズが放映開始された1995年私はまだ産まれておらず、新劇場版が始まった2007年の時も小学生で、興味を持つことはなかった。

 今でもエヴァという作品に強い印象を抱いた出来事として、小学生の時、昼休みにクラスの男の子たちが共用PCを使ってYouTube残酷な天使のテーゼのドナルドMAD(恐らくニコニコからの転載)を見ていた光景を強く覚えている。

 

 そして2021年、度重なる延期を経て遂に完結作である『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』が公開された。

 その少し前、テレビでも過去作が放映され、私は作業をしながらだがそれを見ていた。その結果エヴァという作品に興味を持ち、シリーズを通して履修することを決意した。

 本当は新劇場版をもう一回見る程度に考えていたのだが知り合いに聞いたところ、シンを楽しむためには旧作も見ておいた方がいいと言われたのでそれに従い最初から見ることにした。

 

 ……そのためだけにネットフリックスに1500円払ったのは自分でもバカだと思う。

 

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※もう少し安いプランもあったけど解像度低いし1500円支払った。

 

 

シンジ君人生ハードモード

 あらすじは調べればすぐに出てくると思うので、私が感じたことを語っていく。

 最初に感じたのは主人公であるシンジ君を取り巻く環境の劣悪さだ。

 「逃げちゃダメだ」や「目標をセンターにいれてスイッチ」といった台詞は作品を見たことのない人間でも耳にしたことがあるだろう。私もパロディを見かけた記憶がある(主にヘボット!で)。ポジティブな台詞でないことは元から知っていたのだが、予想よりも辛い状況で発した言葉だった。

 14歳という多感で不安定な精神状態がいきなりエヴァンゲリオンに乗せられ、大人たちの策略の中でもがくことになる。

 何度も逃げ出すことができたのだが、その度に彼は逃げることができず再び初号機に乗ることになってしまう。

 そんな彼が最後に自分を認めて心から笑うことができたのは、最悪な結末の中で唯一幸福な点なのかもしれない。……本当にバッドエンドにもほどがあるのだが。

 

 

意外と喋るTV版ゲンドウ

 ゲンドウといえば、寡黙で机の上で指を組んでいる姿をイメージする人が多いだろう。というか私もそんなイメージだった。

 そのイメージが大きく変わることはないのだが、TVシリーズではかなり人間らしい行動も多かった。というか良くも悪くもQのサイクロプスおじさんの印象が強すぎる。

 ゼーレにも隠している目的があり、そのために息子であるシンジ君も容赦なく利用するのだが、その内容は正直TVシリーズだけでは理解することができなかった。

 ……旧劇場版かシンまで見ても理解できるだろうか?

 

 

一応矢印は向いてるヒロインたち

 オタクの間では「綾波派?アスカ派?」が犬猫派論争と同等にポピュラーなイメージがある。だからこそ当然この作品のヒロインは綾波レイ惣流・アスカ・ラングレー(新劇場版では式波・アスカ・ラングレー)だと思っていた。一応間違いではないしシンジ君に好意を抱いている節はあるのだが、二人が彼に向けている矢印の間には別の男が挟まれている。

 綾波はゲンドウ、アスカは加持だ。Wikipedia覗いたらアスカと加持が肉体関係持ってると書かれていて変な声が出た。CV山ちゃんのイケメンは最強。

 シンジ君にまっすぐ好意を向けているのは渚カヲルだけで、そりゃカヲシンが流行るわといった印象を抱いた。1話しか登場していないというのに、私の最推しカップリングがカヲシンに塗り替えられてしまった。

 

 

終盤の衝撃

 序盤中盤は時々難解なシーンがあるのだが、それでもある程度は理解することができた。だが終盤、カヲルが死亡してからは完全に脳が理解することを辞めてしまった。

 理解できたのは人類補完計画が発動したのと、その起爆剤として心を閉ざしてしまったシンジ君が使われたことくらいだ。

 公式学パロやおめでとうといったシーンは今でこそ有名だが、当時リアルタイムで見てた人たちはあれを見てどんなことを思っていたのだろう。

 一応「世界は自分の捉え方によって変わる」や「自分はここにいてもいい」といったメッセージ性は理解できるのだが、やはりそれを出力したやり方が狂っているとしか言いようがない。

 旧劇場版を見れば人類補完計画についても理解することができるのだろうか?

 

 

現状感じてる疑問点

・ゲンドウって結局何がしたいんですか?

・アダム、リリス、リリンの違い(これは私が単に見逃してるだけかも)。

人類補完計画ってなんだよ!!

 

 

最後に

 今でも続く人気作品であることは実際に作品を見て理解することができたのだが、よくわからないけど面白い、だけどよくわからないといった感想を抱いた不思議な作品だった。

 とりあえず知り合いに言われた通り次は『Air/まごころを、君に』を見ようと思っているのだが、少し調べたら『DEATH(TRUE)2』という作品が出てきた。

 これは総集編映画っぽいのだが一応見てみようと思う。

 

 

つづく

何のために描くのか?『プロジェクトセカイ』part2

はじめに

 何故自分はこれを続けているのか。創作をしている人間なら一度は悩んだことがあるだろう。私は常に考えている(メンタル激よわオタク)。

 『25時、ナイトコードで。』の2周目イベント、『満たされないペイルカラー』はそんな創作オタクの焦り、憧れ、そして劣等感を正面からぶん殴ってくる凄まじいものだった。

 

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※自分でもわかってるけど一番言われて傷つくやつ

 

 最初は好きだから始めた。それでも、続けていくうちにドンドン上にいる人間たちが見えてきてしまう。それら全員がライバルとまでは言わないが、やはり比較対象になってしまうのも事実だ。

 自分がいなくても、彼らが新しいものを生み出していくだろう。なら、私の存在意義とは。私にしか生み出せないものとは何か。ずっと悩んではいるが、今でもその答えは出せていない。

 そうやって劣等感に苛まれ精神がボロボロになった結果原点を失い、何故好きなのかすら忘れてしまうこともある。泣きそうな感情を押し殺して作品を生み出し続けることほど苦痛なものはない。

 

 少なくとも好きだからというだけで続けられるほど優しい世界ではないし、それに耐えられるような強い精神を持っているわけでもない。だからこそ、私は悩んで時には血反吐を吐くような思いで、創作を続けている。

 これからもなんて保証はどこにもないが、今は必死に足掻いている。

 

 ダラダラとお気持ちをしてしまったが、そういったことを強く考えるほど今回のイベントは読んでいて辛いもので、思わず泣きそうになったところもあった。

 

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※1話から吐きそうになった

 

ストーリー

 二ーゴも有名になってきたある日、絵名はイラストのコンクールに応募することになる。受賞すればみんなが自分を認めてくれる。そんな思いで、絵名は何度も描き直して作品を応募した。

 しかし、その結果は残酷なものだった。

 

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※吐きそう

 これだけでもかなり辛いのだが、更にネットでの心無い言葉が絵名を苦しめる。自分には才能なんてない。ニーゴという看板がなければ、誰も自分の絵を認めない。その結果絵名は自暴自棄になり、セカイに閉じこもってしまう。

 当然メンバーも心配するのだが、そんな彼女たちの気持ちと鼓動するかのように、新しいバーチャルシンガーが姿を現す。

 

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 今までミクしかいなかったセカイに現れたリン。見た目とか服装が性癖に刺さりまくってヤバイ。

 そしてメンバーたちは絵名のために新曲を作ることになる。タイトルは『限りなく灰色へ』。自身の劣等感や憧れを歌った素晴らしい曲なので、ぜひゲーム本編やYouTubeで聴いてほしい。

 

 

何のために描き続けるのか

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※頷きすぎて首がとれた

 誰かに認められたい。自身が生み出したものを評価されたい。本来なら誰もが持っているはずの承認欲求だ。

 しかし、劣等感に押し潰されている状況では、その誰もが持っているものが呪いになってしまう。

 

『認めてもらわなきゃ描けないの?』

 

 ネットでたまに見かける言葉だが、それを見る度に私は「当たり前だろ!」と叫び中指を立てている(情緒不安定)。

 作品を生み出す以上、それを誰かに見てもらいたいし褒めてもらいたい。だが現実は甘くない。才能のない人間は何百倍も努力しなくてはならないし、孤独感とも戦い続けなければならない。

 それに負けて筆を折る人間を、私は何人も見てきた。

 

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 『認められたいなら認められるまで作り続ける』、暴論だがこれも答えの一つではある。私はこの言葉で、なんだか救われたような気分になった。

 ここで全て投げ出してしまったら、今までの努力や苦悩もなくなってしまう。そうすればまた何もない人間に逆戻りしてしまう。

 人によってはその方が幸せなこともあるかもしれないが、少なくとも私は、この先も足掻きながら歩み続ける決意をすることができた。

 

 何故私は創作をしているのか。その答えは自分でもわかっていない。それでも、例えこの先苦しむことになっても、認められるまで努力するしかない。

 

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※やっぱみずえななんだよなぁ

 明日からワンダショイベ3周目だけど、正直現状お腹いっぱいすぎるので箸休め的なイベントを求めています。切実に。

 

おしまい

サービス開始即コラボガチャ『NieR Re[in]carnation』

 頼むからシリーズ最新作としてソシャゲを発表しないでくれ!(本音)

 

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はじめに

 ニーアシリーズと言えば今でこそ大人気だが、ニーアゲシュタルト/レプリカントが発売された当時はそこまででもなかった気がする(大体『ドラッグオンドラグーン』の新宿エンドのせい)。

 やはり人気が爆発したのはニーアオートマタからだろうか。流石に言いすぎると雑語りになりそうだが。

 

 そしてシリーズ最新作として18日から正式サービス開始をしたのが『NieR Re[in]carnation』だ。

 実は結構楽しみにしていた作品で、クローズドβも実施していたのだが、情報を意図的にほぼ遮断していた。

 

 配信開始のニュースを見て、私はウキウキでインストールをした。そして『BBDW』の時のように(前回記事参照)出鼻をくじかれることもなく、スムーズに開始することができた。

 

 

謎の多いストーリーとキャラクターたち

 主人公は『檻≪ケージ≫』と呼ばれる謎の巨大な建造物で目を覚ます。しかし主人公は記憶や声といった様々なものを失っていた。

 何も解らないまま進み続けると、自身の母を主張する『ママ』と出会うのだが、どう考えてもこのマスコットが人を産んだとは思えない。

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※今作のマスコットキャラである

  そしてママと共に先へ進み、失ったものを取り戻していくというのが今作のストーリーなのだが……まぁ謎が多すぎる。

 自身は何者なのか。何故いろんなものを失ったのか。ママは本当にママなのか。そして檻とは一体。気になることが多すぎる。

 

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※歪んだ物語を修正することで、主人公は失われた欠片を取り戻していく

 武器に秘められた物語なこともあり、その内容は陰惨でハッピーエンドとはいかない。それも本作の魅力の一つだろう。

 一番最初に語られる『荒野の三人』というシナリオで、私は本作に一気に引き込まれてしまった。

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※主の亡骸を守り続けた機械兵との対決

 そして『荒野の三人』に登場する女性フレンリーゼも、2章で苦しい過去が明らかになる。

 どれも結末は物悲しいものだが、登場キャラたちを仲間として使うことができるようになるのが唯一の救いだろうか。

 あとガチャにもこいつらの別バージョンがいる。回せ。

 

半自動の戦闘システム

 戦闘中、通常攻撃は自動で行われるため、プレイヤーがするのは基本的にはターゲットの選択とスキルを使うことだけだ。

 

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※オートや倍速もある

 戦闘のチュートリアルはないので、基本的にはやって覚えるしかない。やることは単純なのですぐに覚えるとは思うが。

 ちなみに私はしばらくの間キャラの属性がメイン武器によって変わることを知りませんでした。

 

 

チュートリアルは甘え

 戦闘だけではなく、このゲームにはチュートリアルといったものがほぼない。

 そしてチュートリアルで回せるガチャも存在していない。

 

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※一応ガチャ自体は配布石ですぐに回せるのでリセマラはしやすいかも

 本当にプレイして慣れるしかないのでそこは人によって評価は分かれるポイントかもしれない。

 そして現在はサービス開始直後にも関わらず、ニーアオートマタとのコラボガチャが開催されている。2Bや9Sが好きなオタクは今すぐ始めてリセマラしよう!

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※キャラ付きとキャラ無しの武器で排出率が違う罠

 

 

最後に

 本作には期待していたのだが、想像以上に雰囲気が良くて楽しめそうだ。

 それだけにチュートリアルを十分に行えていないせいで、戦闘面では本当に全ての機能を使いこなせているのか不安は残るが、そこはやって覚えるしかないだろう。

 

 

 あともう一つ……。

 ホムラとヒカリがスマブラ参戦できるなら2Bも参戦できるって私信じてるから!

 

おしまい

新たなカードコマンドバトル『ブレイブルーオルタナティブ』

これは蒼へと至る物語

改めて読むと中二臭すぎる

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※Esちゃん、別作品出身なのに最近は本編キャラ扱いになってる気がする

 

はじめに

 人気格闘ゲームブレイブルー』のシリーズ最新作と題してソーシャルゲームが発表(正確には一度お蔵入りになった計画のリブートを発表)された時、私は残念に思う一方でブレイブルーならこっちの方がいいのかなとも思っていた。

 

 格闘ゲームが下火になってから長い年月が経ち、もはや格ゲーをやるのはコアなおじさん層ばかりになってしまった。

 ブレイブルーシリーズをプレイしたことはないが、ウェブラジオ動画(?)の『ぶるらじ』を視聴した人は多いだろう。私はあの動画がきっかけで、シリーズをプレイすることになった。

 そんな中で、かなり色濃い中二要素を含むブレイブルーシリーズが生き残るには格ゲーの新作を出すより、若い世代に向けてソシャゲを出した方が得策なのも事実だ。

 UNIもソシャゲ化待ってます。

 

 そして16日に配信開始となった。

 早速プレイしようと意気揚々とインストールしたのだがまだサービス開始というわけではなく、早々と出鼻をくじかれてしまった。

 結局サービス開始となったのは配信が始まってから2時間ほど経ってからのことだった。

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※ウキウキで開いたらこれで流石に笑った

 

 

登場するキャラたち

 本作ではシリーズストーリーよりも過去に起きた暗黒大戦を舞台としている。

 正直ここでシリーズのことを解説するにはかなり長ったらしくなるし専門用語も多くなるので、ぜひコンシューマー版をプレイするか、ウィキペディアを閲覧してほしい。多分後者は頭痛が酷くなると思うけど。

 

 そしてシリーズでは過去の人物であった、カズマやトリニティが登場する。

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※小説『フェイズシフト1』での顛末を考えると辛い

 

 勿論シリーズの人気キャラたちも登場するのだが、何故か小説版スピンオフのキャラだったはずのマイが闇落ちした姿で登場する。

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※マイもいつの間にか本編キャラみたいになってるよね

 オルタ商法は人気あるからね。

 

 

何故ソシャゲRPGはカードを選択させたがるのか

 肝心の戦闘システムなのだが、過去作たちのような格闘ゲームではなくコマンドRPGとなっている。

 

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※親の顔より見た戦闘システム

 ……あまり言いたくはないけど、どこかで見たことのあるやつだ。

 しかし完全に同じというわけではなく、行動回数やチェインの組み方が異なっている。

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※チェインを組むのはわりと楽しい

 

 威力はR<D<Sの順番の強さとなっていて、恐らくそれぞれが弱,中,強攻撃のイメージなのだろう。

 そしてチェインはキャラを問わずにR→D→Sの順番で選ぶか、同じカードを連続して選ぶことで組むことができる。

 最初はいまいちピンと来ていなかったのだが、思っていたよりもチェインは簡単に組むことができる。

 順番と連続を組み合わせた選び方でもチェインを組める。例えばR→R→D→Sや、D→D→S→Sでも繋がって自由度は高い。ただしS→Rでは繋がらないので注意が必要だ。

 

 

育成難度

 正直に言うと育成はかなり厳しいというか渋い。レベル上げは自身のランク以上にはならないという制約があり、その結果ランク上げをする必要が出てくる(正直この要素嫌い)。

 そして進化にはガチャでそのキャラが再び当たった時に手に入る所謂ダブり素材が必要となる。一応ショップで売られていたり、SR以上はキャラクエストで回収ができるのだが、一日で手に入る数には限りがありどうしても時間がかかってしまう。毎日こまめに頑張ろう。

 頑張りたくない人はガチャを回せ。

 

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 付け加えると進化についてはキツイと思った点がもう一つある。

 進化するとレア度が上がるという形式で、勿論進化したキャラのステータスが上がるのだが、それだけではくSSRになることでゲージ消費して発動する必殺技を習得するのだが、つまりガチャからの排出時SRやR(ゲーム内ではAI)のキャラは最初必殺技を持っていないということになる。

 勿論SSRとそれ以下で性能の格差があるのは当然なのだが、進化素材のことも考えると厳しいと感じてしまった。

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※まだ殴ることしかできないアラク

 

 

リセマラ不用だけど不用じゃない

 チュートリアルで引くことのできる10連ガチャは引き直すことができて、目当てのキャラを確実に引くことができる。

 しかし、SSRは恐らく一体で固定、そして排出されるSSRキャラも限られている。

 一応チュートリアル終了後に10連分の石とガチャチケ5枚がもらえるので、その結果を見てからリセマラをするか決めてもいいのかもしれない。

 ガチャはキャラと装備の入った闇鍋方式。そこも真似するのか……。

 SSRキャラの確率は3%なのでまだキャラの少ない今なら推しを簡単に当てられる…かもしれない。(ちなみに最高レアの装備は6%)

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※脳内で何故か杉田智和ボイスが再生されるぶるらじ視聴者

 

 私はとりあえずSSRキャラのジンと、格ゲーでの持ちキャラの一人であるアラクネが当たったのでリセマラはせずにゲームを開始しました。

 

 

最後に

 序章までクリアしたのだが、正直このまま続けるかは微妙だ。

 シリーズファンだしストーリーも気になるのだが、とにかく育成がだるいという印象を持ってしまった。レベル上げはまあランクを一度上げてしまえばなんとかなるのだが、やはり進化にダブり素材が必要になるのは単純にキツイ。

 あと最近タイトルに同じ蒼が入っている、『ブルーアーカイブ』も始めた影響で時間がない。ソシャゲは3つくらいしか真剣にプレイできないので。やっぱりやるなら今やってるゲームと別ジャンルの方が楽しめる。

 

おしまい

推しが連続でガチャに来て搾り取られた話『プロジェクトセカイ』part1

推しのSSRが実装されてほしいけど実装されてほしくない

 気軽に課金をできないオタクは一度くらい思ったことがあるだろう。

 推しキャラの最高レアは欲しい。しかし当てるためにはガチャを回さなくてはならない。もし手持ちの石で当たらなかったら……。

 

 私はそれをつい最近強く願ったが、その願いはあっさりと打ち砕かれる。

 

 『プロジェクトセカイ』で前回実施されたイベント、『Period of NOCTURNE』にて私の最推しキャラである「白石杏」の2枚目の☆4が実装された。

 勿論私は彼女を引き当てるためにガチャを回し続けた。しかし、結局当たらずにイベントは終了した。

 

 このゲームは現状過去イベの☆4が当たってもそこまで利点がないため、私はイベントが終わると自分でもあっさりだと感じるほど素直に諦めることができた。

 そして同時にこう思っていた。

 

(次のイベントでは志歩が来ませんように……!)

 

 スケジュール的に考えると次回開催イベントはニーゴ2周目(正式なユニット名は『25時、ナイトコードで。』最近ありがちな楽曲名かアーティスト名か区別つかないやつだ)、しかし時期的にバレンタインでユニット混合イベをやってもおかしくはない。

 混合イベで私の次点の推しで初めて☆4を当てて愛着のあるキャラの「日野森志歩」、彼女の2枚目☆4が実装されれば現在の無惨な手持ち石では当てることができないだろう。

 だからこそ願ったのだ。推しの☆4を実装しないでくれと。

 

 イベント終了翌日、次回イベントのタイトルと対象キャラが発表された。

 イベント名は『響くトワイライトパレード』、レオニとワンダショの混合イベントだ。そしてメインキャラは……志歩。つまり彼女の☆4実装が確定したことになる。私はその日咽び泣いた。

 

 今回のイベントも石はガチャに使うからランキング上位は無理だなと覚悟を決め、私はイベント開催を待った。

 ちなみにイベントとイベントの間の何もない期間は僅か1日。こっちも色々予定あるし、もう少し期間空けてくれてもいいんだよ?

 

 

ストーリー

 今回に限った話でもないが、前提として恒常のユニットストーリーや過去に開催したイベントの続きとして話が描かれている。

 志歩をベースの新メンバーに誘う少女、イオリは言った。

 

『遊びのバンドと、プロは違う』

『だから、本気で音楽をやる覚悟を決めた子達じゃないと、この先は進めない』

 

 プロとアマチュアの意識の違い、当然プロになれば練習も更に過酷なものになる。だからこそ、イオリの考えも正しいのだろう。 

 当然志歩は『Leo/need』で活動し続けると誘いを断るのだが、イオリの言葉で迷いが生まれてしまう。

 

 イオリはそれでも勧誘を諦めず、自身のライブのチケットを志歩に渡した。

 

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※それはそれとして別の意味でも好きだと思う(百合豚)

 

 そんなある日、咲希の誘いでレオニメンバーたちで遊園地に行くことになる。そして咲希の兄である司が所属している『ワンダーランズ×ショウタイム』のメンバーたちとアトラクションを楽しむのだがそこは割愛。

 

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 その後ワンダショがステージで披露するショーを通して、自身の今後について迷いが膨らんでいくというのが今回のシナリオだ。

 

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 志歩の疑問に、寧々はワンダショとやるのが好きだからと答える。

 勿論その気持ちは志歩だって同じだ。レオニとする演奏が好き。だからこそ、メンバーたちとの考え方の違いがはっきりと見えてしまう。

 

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※結果、志歩の悩みは更に深まることになってしまった。

 

 志歩はプロを目指しているが、他のメンバーたちも同じ気持ちというわけではない。

 ならこのまま付き合わせるより、他の道を進んだ方がいいのではないか。その答えは出ないまま、イベントのストーリーは終了してしまう。

 

 ソシャゲにありがちな続きは別のイベント、もしくはガチャで当ててからといった終わり方だが、好意的に解釈するなら、レオニ3周目のイベントでここら辺に焦点が当たると考えるとかなり楽しみだ(一歌も今後のことで悩むシーンがあったので、恐らく彼女メインのイベントになるだろう)。

 

 そしてイベント中に実装されたレオニがカバーした楽曲が『タイムマシン』、ずっと一緒にいた人との別れを歌う少し悲しげな曲だ。それがなんとも今後の展開に不安を抱いてしまう。

 

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※MASTER譜面のラスト、性格が悪すぎる

 

ガチャ

 まあごちゃごちゃ言い続けても推しは手に入らない。推しを当てるためにはガチャを回すしかないのだ。ガチャは悪い文明。

 とは言ったものの、前回のイベントで石はほぼすべて使い切ってしまった。課金もできず、なけなしの石で回すしかない。

 ストーリーも気になるし、絶対に当てる気持ちで石を溶かした。 

 

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※一応ワンダショリンは初実装なので大当たりではある

 

 ……イラストは可愛いので嬉しいです。

 

 

おしまい

836円で買った地獄を体験する権利

『転生したら破滅フラグしかない悪役貴族だった件~エルフ、獣人、吸血鬼をメイドにしました~』

 作者がTwitterでかなりエゴサをするタイプだったのでタイトルはこっちに書いた。

 よく思うのだが、何故異世界チートもののタイトルは『○○な件』というものが多いのだろうか。正直一昔前のオタクを見ている気分で寒いとしか言いようがない。

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※自分も買っておいてあれだけどベストセラー1位に納得いかない

 

 

初めに

 『ファイナルソード』や『プペル』からも、私が悪い意味で話題になった作品を自分の目で確認しなくては気が済まない性分なのは理解してもらえたと思う。

 しかし、そんな私でも見ずに「Not for me」と言ってしまう部類の作品がある。

 

 それがエロ要素を売りとしたライトノベルだ。

 別に行為の描写がある作品自体が苦手というわけではない(私の好む百合漫画も結構過激なものが多いし)。ただ感覚の問題なので説明しにくいのだが、簡単に言えば異世界転生してチートで無双する主人公が何故かモテて複数のヒロインとするといった内容がかなり苦手なのだと思っている。

 

 それでも、興味を持ってしまう作品はある。

 例えば黙れドン太郎こと『物理さん』。あれもかなり私の苦手な要素を含む作品なのだが、好奇心に負けてコミカライズ版を全巻購入してしまった。

 

 そしてこの作品もある日いつものようにTwitterをしていたところ、悪い意味で盛り上がっていたのが目に入った。

・射〇シーンが合計10ページ以上

・連続して2ページにもわたって描写されるシーンもある。

 

 正直最初はただのデマだと思ったが、ご丁寧に画像付きのツイートもあった。

 そこには本当に男性が出している効果音が長ったらしく書かれていて、気づけば私はAmazonで購入していた。……はっきり言って死ぬほど後悔している。 

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※きたきみは本当に良い作品なので買ってください

 

 

ストーリー

 おおまかなストーリーは割とテンプレのような内容だ。

 主人公がある日前世の記憶を取り戻し、ここが前世でプレイしたゲームの世界で、自身が作中で後に殺される悪役貴族であることに気づく。

 数年後訪れる破滅を回避するため、主人公は自身のイメージを良くしようと行動を開始するが、そのせいでゲーム内のメインキャラが彼の周りに集まっていき……といった感じだ。

 

 所謂悪役令嬢ものと呼ばれるジャンルの主人公を男に変えたという印象だ。

 自身が悪役なことに気づき、イメージアップに取り組みゲームキャラであるヒロインたちを遠ざけようとするがそれが逆にヒロインたちに好かれる要因になってしまうという、私が読んだことのある悪役令嬢ものに酷似した作りになっている。

 それをパクリとまで言うつもりはなく、恐らくテンプレなんだろうなと思いながら読み進めていた。

 でもタイトルまで似てるのはどうかと思う。単語入れ替えたらほぼ同じじゃん。

 

 

本当に長ったらしい描写

 射〇だけでなく、他の効果音も大げさだと感じてしまった。

 

 例を挙げると…… 

『──ジュボォオッ! ジュプププププッ、プツッ! ズボジュプジュボボォオオオオオオーーーーーッ!』

Q.これは何の効果音でしょう?

 

 

A.挿入時の効果音

 ……流石に笑ってしまった。

 話題の射〇時の効果音も一度や二度ならインパクトがあって別に否定するまではいかないのだが、本当にしつこいくらいに描写される。

 作者がTwitterにて「主人公が何リットルも出せるという表現」と弁明していたのを見かけたが、正直あまりの回数の多さに文字数稼ぎを疑っている自分もいる。

 たしかにその行為のインパクトを表現するためにも地の文で大袈裟な効果音を書くというのは正しいと言えなくもない。しかし何度もされては流石に飽きてしまう。

 初回とラストだけなら文句を言わずに読むことができたかもしれない。

 ……多分無理だったと思う。

 

 

オタクに都合のいいヒロインたち

 作品では3人のヒロインが登場するが、まあこの作品に限った話ではないがヒロインがチョロすぎるとしか言いようがない。

 一応主人公のことを好きになるきっかけが描写されているだけマシなのだが、やはりどうしてもそう思ってしまう。

 

・シャルロット

 一番印象が薄いキャラ。

 一応ゲームでは主人公と説明されるのだが、正直どんなにゲームではヤバイやつと言われても実際本編で描かれるのは頭のおかしい痴女なのでキャラと読者で評価が乖離してしまっている。ある意味転生ものの宿命を背負ったキャラなのかもしれない。

 ほんとに語る要素が他二人に比べてなさすぎる。プレイも普通だし。

 異常なのはラストの妊娠してる彼女たちとしたことくらいだろうか。作者は一度妊婦の体験をしてほしい。

 

・エリシア

 女騎士らしいけどそこまで女騎士要素がない。そもそも戦闘パートがほぼないので完全にお飾り。

 毎回入るヒロインが主人公を好きになるパートがダントツで読みづらい。

 地の文で「エリシアは~~」と書いた次の行では「私は~~」といきなり視点が変わって混乱してしまう。これは彼女の気持ちを表した文章なんだなと理解できるが、せめて「自分は~~」とかで統一してほしかった。台詞内で改行してかえって読みづらくなっているのも含めて、書き方の癖が強すぎる。

 キャラとしてはプレイの内容がきつすぎて、そのシーンは適度に休憩しながら読んでいた(お尻を使ったプレイがあまり好きではないので)。いやでもア〇ルに手突っ込んで腸壁ごしにオ〇ニーは好き嫌い関係なくきつすぎて無理。何食ったらそんなこと考えられるんだ?

 

・シエラ

 吸血鬼のヒロインだが、主人公が回復魔法で身体の仕組みを変えて日光への耐性を付与するという展開に思わずスマートフォンを投げそうになってしまった。

 そもそも吸血鬼が日光を嫌うのはアイデンティティでありそれを消す必要性が理解できない。生物は日の下を歩くのが当然というのは人間の価値観でしかなく、夜行性の動物も数多くいるはずだ。

 そして何よりも回復魔法でそういった身体の仕組みを変えるというご都合展開が理解できない。それなら最初から拷問で大火傷したヒロインを治療する展開の方が自然に読むことができた。

 見た目は一番好きなので本当にそこが残念で仕方がない。でも子宮脱は嫌いなのでやっぱり無理。

 

 

キャラの倫理観

 こういった作品で一々倫理観を指摘する方がおかしいとは思うのだが、流石にキツイ箇所がいくつかあった。

 主人公の能力は元々あった才能を伸ばした結果チート級になったというもので、よくあるチート主人公よりかはまだ好感度があった。……序盤は。

 

 恐らくこの作品のメインである、女の子とするパートになってからは好感度は下がる一方だ。言いすぎてもネットで暴れている過激派フェミニストになりそうなのでオブラートに包むが、女性キャラをオ○ホ扱い(言いがかりではなく本当に地の文でそう書かれている)した挙句、女性の身体が耐えきれないレベルの量を出して殺しかけている。

 そんな主人公のことを『私に優しくしてくれるから』という学生のオタクにありがちな理由で好きになって毎晩身体を捧げる女性キャラたちのこともあまり理解できない。

 

 主人公曰く死ぬ前に脳細胞に回復魔法をかけているのでセーフらしい。……アウトだよ。

 ラストでは主人公が死者の蘇生以外なら治療できるようになったと説明されているが、普通に蘇生してるじゃんとツッコんでしまった。

 

 

良かった点

・イラストが可愛い。

・良い意味でも悪い意味でもスラスラ読めてそこまで時間がかからずに読破できる。

・文章のインパクトだけなら人気作品にも引けを取らない。

 

気になった点

・孕めとか毎回言ってるくせにラストまでヒロインたちが妊娠しないのは正直ご都合としか言いようがない。

・マジで効果音が長ったらしい。読書感想文であらすじを使って文字数稼ぐタイプかな?

・台詞内でも改行しているせいで所々地の文と混ざって読みづらい部分があった。これはなろう作家だからなろうで読んだ時の読みやすさで書いたのかなと想像したが、どちらにせよ本で読む時の読みやすさを優先してほしい。もしくはこれもページ数稼ぎじゃないよね?

・あとがきがめちゃくちゃ寒い。別にあとがきには何書いたっていいじゃんとは思うのだが、それにしても寒すぎる。

 

 

最後に

 これを読もうと思っている人がいたら今すぐ思いとどまってほしい。おすすめのライトノベル教えるから。ほんとに。

 正直自身の見てから評価する価値観が揺らぐレベルの作品だ。

 読んでもいない人が罵倒しているのを見るのは嫌だが、あまり人には読ませたくないと感じてしまった。……でもこれ読んでTwitterで暴れてる時にいいねしてきたフォロワーには読ませたい。

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※おすすめエロラノベです。(当時でも)浅いパロで笑顔になろう!

 

おしまい